人間ドックという言葉は聞いたことがあるものの、意外と内容は知られていないものです。言葉は多くの方が知っていても、実際に利用している人は、年齢的にも上の人になるかもしれません。毎年ある会社での健康診断を受けているので、それで十分だろうと考える人もいるでしょう。健康診断は、意外とシンプルなもので、人間ドックと健康診断は異なる部分が多くあります。

健康診断というのは、労働安全衛生法に定められているとおり、毎年1回など定期的に受けることになっています。また、検査する項目も決まっています。しかし人間ドックの場合は、自ら申し込む必要があります。受ける人間が、本人の希望で検査を受けたい項目を選択していきます。

そのため、自分に必要と感じる専門的な検査を、自分で選んで受けることできます。基本的な検診は、健康診断と同じような項目もあります。それをもっと詳しく調べるのは、基礎ドックになります。プラスして、専門の検査をしていきます。

心臓であったり、脳やがん検診などを調べる専門ドックがあります。詳細に調べることが可能ですが、検査費用は健康診断より高くなります。全身をしっかりと調べたら、10万円を超えてしまうこともありえます。費用がかかりすぎると家計にも響きますから、基礎ドックに加えて気になる部分だけ、専門の検査を受けるのが良いでしょう。

施設によっても受けられる項目も違いがありますし、費用にも差がありますから、比較をしてみると良いです。